帽子
ぼうし異読 ボウシ
名詞頻度ランク #5836 · 青空 6852 例
標準
hat
文例 · 用例
羽織袴を忘れずに、帽子はなるべくアミダに冠らないやうにして、六ヶ敷い顔をして、理想を前例に照して持つてゐれば、近所知己の評判は良いのでありませう。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
と、心持寒い風が、彼のその帽子を被つてない頭を撫でてゆくのだつた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
明け放された窓からは初夏の風がサカンに頬や帽子の鍔に吹きつけてゐた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
たとえば、帽子をあみだにかぶっても気になるし、まぶかにかぶっても落ちつかないし、ひと思いに脱いでみてもいよいよ変だという場合、ひとはどこで位置の定着を得るかというような自意識過剰の統一の問題などに対しても、この小説は碁盤のうえに置かれた碁石のような涼しい解決を与えている。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
レンコオトも帽子もなく、天鵞絨のズボンに水色の毛糸のジャケツを着けたきりで、顔は雨に濡れて、月のように青く光った不思議な頬の色であった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
詩といふものが、恰度帽子と云へば中折も鳥打もあるのに、帽子と聞くが早いか「ああいふもの」とハツキリ分るやうに分らない限り、詩は世間に喜ばれるも、喜ばれないも不振も隆盛もないものである。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
だが、では帽子といふものはどういふものでせう?
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
恐らく「ああいふもの」と、貴方にも私にも互ひによく分つてゐるから「ああいふもの」なのですが「ああいふもの」だといふ以外に、此の場合他の如何なる言葉も帽子の属性なり用途なりの指示に止るほかはないでせう。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
作例 · 標準
日差しが強いので、帽子をかぶってから外に出かけるようにしよう。
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彼女は新しく買ったお気に入りの帽子をかぶり、鏡の前でくるりとポーズを取った。
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風が強かったので、帽子が飛ばされないようにしっかり手で押さえていた。
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標準
cap (move)
作例 · 標準
彼の大胆な帽子は、相手の意表を突くには十分すぎる一手だった。
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この将棋の帽子は、攻守ともに局面を左右する重要な意味を持つ。
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相手は私の帽子を完璧に読み、見事に裏をかいてきたため、驚いた。
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ウィキペディア
帽子(ぼうし)は、防暑、防寒、防砂、装飾を主な目的として頭にかぶる衣類の一種。西洋化以前は広義に布の被り物、狭義では烏帽子の略語であったが、西洋化とともに多くの頭にかぶる被り物を帽子と言うようになった。
出典: 帽子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0