優越
ゆうえつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #15534 · 青空 703 例
標準
supremacy
文例 · 用例
特別な数学的素養のない人でも、この理論の根底に横たわる認識論上の立場の優越を認める事はそう困難とは思われない。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
この言葉の中には欧米学界の優越に対する正当なる認識と尊敬を含むと同時に、我国における独創的の研究の鼓吹、小成に安んぜんとする恐れのある少壮学者への警告を含んでいたのである。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
況んや山東が、その地理的優越に於て、その軍需的価値に於て、その黄河流域無限の富庫を後方地帯に抱容する点に於て、我等は国防上、国民生活上、永久にこれを勢力圏中より逸し去ることは出来ない。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
日本にして、山東の主人公たる優越的地位を失うならば、日本は将来、鉄と石炭との独立を全うすることが出来ない。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
わびしい無智な誇りではあったが、けれども笠井さんは、やはりほのかな優越感を覚えて、少しほっとした。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
――こんな残酷な空寞たる朝にも猶人は人に笑顔を以て対さねばならないとはなんとも情ないことに思はれるのだつたがそれなのに其処でもまた笑ひを沢山|湛へた者ほど優越を感じてゐるのであつた。
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
ある者は、書記官長のようにソワソワと歩き、あるものは女官のように歩く、あるものはポーターがいることだけで、もう城門をはいる人間のような優越感を感じてスクリーンの人間の歩き方のように、足が速くなる。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
それにしても、彼がそんなにぼくに親切にしてくれるのは何故であるかぼくには分らなかったが、ぼくは唯、彼がぼくの機嫌をとる態度をみて、嫉妬される者の優越感を味い、少し己惚れ気味に良い気持になっていた。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に他人よりも優越しようとする。
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その国は軍事力において他国に優越している。
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彼女の音楽に対する情熱は、他の誰よりも優越している。
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