複製品
ふくせいひん
名詞
標準
copy
文例 · 用例
多くの絵は自分の眼にはただ一種の空虚な複製品としか思われなかった。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
中学時代には、油絵といえば、先生のかいたもの以外には石版色刷りの複製品しか見た事はなかった。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
」「要するに外から持って来た型によって作られた工芸品であり複製品であって、真の意味の芸術品ではない。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
五 はなはだ大ざっぱではあるが、右のごとく見れば仏教美術と『万葉』の歌とがともに同一の精神生活の表現であり、従って当時の仏教美術が単なる模造品複製品のごときものでないという事は幾分明らかになると思う。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
造形芸術の方では、博物館やときどき開かれる展覧会などのおかげを蒙った外、『国華』のようなもので複製品を見ることを楽しんだ。
— 津田左右吉 『学究生活五十年』 青空文庫
安っぽい、色刷りの複製品である。
— 野村胡堂 『胡堂百話』 青空文庫
形だけを見る複製品でなく、広重の夢と魂のこもった本物を手にしたくなったからである。
— 野村胡堂 『胡堂百話』 青空文庫
45回転レコードとなったロックンロールは、アーティストがマイクの前でうたっている生の現場に比較すると、まぎれもなく複製品だった。
— 片岡義男 『エルヴィスから始まった』 青空文庫
作例 · 標準
そのブランドバッグは本物そっくりだったが、残念ながら複製品だった。
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