白み
しろみ
名詞
標準
whiteness
文例 · 用例
とかくするうち東の空白み渡りて茜の一抹と共に星の光まばらになり、軒下に車の音しげくなり、時計を見れば既に五時半なり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
さあ、暁が白みかけました。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
全體旅をしながら何物をも見ず、見ても何等の感興も起さず、起しても其を折角の同伴者と語り合て更に興を増すこともしないなら、初めから其人は旅の面白みを知らないのだ、など自分は獨り腹の中で愚痴つて居ると『あれは何でしよう、そら彼の山の頂邊の三|角の家のやうなもの。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
朝まだき、東の空ようやく白みしころ、人々皆起きいでて合羽を着、灯燈つけ舷燈|携えなどして波止場に集まりぬ。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
東の空が白みかけたばかりだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
岩手山巓外輪山の夜明け方、 息吹きも白み競ひ立ち、三十三の石神に、 米を注ぎて奔り行く。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
山桜桃 にはうめは、いと小さき花の簇れて咲くさま、花の数には入るべくもあらず見ゆるものながら、庭の四つ目籬の外などに、我は顔もせず打潜みたる、譬へば田舎より出でたる小女の都慣れぬによろづ鼻白み勝にて人の背後にのみ隠れたるが、猶其の姿しほらしきところ人の眼を惹くが如し。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
――轢かれたのは、やっと夜の白みかかった時だっていうんですもの。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
作例 · 標準
雪が降った朝、窓の外は一面の白みに包まれていた。
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彼女の肌の白みが、黒いドレスをより一層引き立てていた。
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古い写真の色褪せた白みに、ノスタルジーを感じる。
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