強弁
きょうべん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #39186 · 青空 48 例
標準
insisting (unreasonably)
文例 · 用例
在りもしない藁切庖丁で、どうして人を殺すことが出来ますか」 とまで強弁した。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
ホンの一時の関係だと強弁するし、産婆学校長の姉歯医学士も、そんな世話をした覚えは絶対に無いと突き放すのだ」「ダラシがないんだナ君等の仕事は……」「証拠が無い以上、ドウにも仕様がないじゃないか。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
第九輯巻二十九の巻初に馬琴が特にこの京都の物語の決して無用にあらざるを強弁するは当時既に無用論があったものと見える。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
院代玄長にかかる横道不埒のかくされたる悪業があるとすれば、五万石が百万石の寺格を楯にとって、俗人不犯詮議無用の強弁を奮おうと、傷が許さないのだ。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
」答「これは有りがちな強弁です。
— 国枝史郎 『大衆文芸問答』 青空文庫
勿論今日の日本の準戦時体制・戦時体制・動員体制・は半永久的なものでなければならぬと、この体制の主張者達は考えているのが事実だが、又他面の事実として、半永久的に動員体制にあるなどということは、何と強弁しようと、社会の不健康を意味する他あるまい。
— 戸坂潤 『思想動員論』 青空文庫
民主的な文学の陣営に属しているいくたりかの既成作家の文学活動がそのよくない影響によってそういう結果をひき出しているという強弁が一時流布したことがあった。
— ――創作方法のこと・そのほか―― 『現代文学の広場』 青空文庫
とすると、どうしても知っていなければならないが、みす/\電車があった事を知っていた、なかった筈などゝ強弁するのは愚の骨頂で、支倉はそんなヘマな事をする人間じゃない。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫