日常品
にちじょうひん
名詞
標準
everyday necessities
文例 · 用例
私のいる温泉地から、少しばかり離れた所に、三つの小さな町があった、いずれも町というよりは、村というほどの小さな部落であったけれども、その中の一つは相当に小ぢんまりした田舎町で、一通りの日常品も売っているし、都会風の飲食店なども少しはあった。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
日常品の欠乏ははなはだしく、ビールの空壜にローソクがたっていた。
— 宮本百合子 『フロレンス・ナイチンゲールの生涯』 青空文庫
荒川区と云うと、何だか遠い処のように思えて、散々家を探すのが厭になり、古道具屋だの、炭屋だの、魚屋だののような日常品を売る店の多い通りを、私は長い外套の裾をなびかせて支那人のような姿で歩いた。
— 林芙美子 『貸家探し』 青空文庫
フウトウの農民は、掻き取つた生漆を、町の市場に持つて行つて、そこで仲買人に売るのであつたが、フウトウの漆の市場は、あらゆる日常品が揃ひ、この日は、玩具箱をひつくりかへしたやうな賑やかな素朴さで、農家の女子供は、着飾つて市場へ出掛けて行くのである。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
僕らの知ってる一人の中年過ぎた亜米利加の女は、善美を尽した一大汽船を移動邸宅にして、それに船長以下数百の乗組員と、身の廻りの召使い達と、男女の客と、食糧と日常品と管絃楽を満載してしじゅう世界中を浮かび歩いて遊んでると言った。
— 白い謝肉祭 『踊る地平線』 青空文庫
まだスミがかわいていない」 テーブルの上には彼の日常品があった。
— その十八 踊る時計 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
簡単生活 私は日本の生活日常品のうちで他国に類のない優秀品が一ツあると考えている。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
犬は主人の日常品のうちで何が大切な品であるかを観察していて、それをくわえることによって自分の意志を示そうとすることもある。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
作例 · 標準
地震に備えて、水や食料などの日常品を多めに備蓄しておく。
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商店街には、トイレットペーパーや洗剤といった日常品を扱う店が並んでいる。
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ネット通販の普及で、かさばる日常品も自宅まで届けてもらえるので助かる。
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