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棋院

きいん
名詞
1
標準
go institution
文例 · 用例
棋院では初心の客の相手役になってやるし、琴の家では琴師を頼まないでも彼によって絃の緩みは締められた。
岡本かの子 食魔 青空文庫
彼は昔日本棋院の女の子の初段の先生に就て修業しており、僕も当時は本郷の富岡という女の二段の先生に習っており、断々乎として男の先生に習わぬところなどもよく似ていた。
坂口安吾 文人囲碁会 青空文庫
戦争以来、彼は郷里に病臥して手合せができなくなったが、日本棋院も焼けてしまって、文人囲碁会もなくなり、僕も碁石を握らなくなってから、三年の年月がすぎてしまった。
坂口安吾 文人囲碁会 青空文庫
私が二段になったときいて、初段の火野葦平は日本棋院へ訴状を送り「自分は安吾二段を白番で大破せしめた記録があるから三段をよこせ」 と食い下がって、ついに物にしたらしい。
坂口安吾 明日は天気になれ 青空文庫
今日の新時代では法律的にすら家名が失われているのに本因坊という一家名を争うことがすでにコッケイであり、事実においてその試合内容も棋院大手合を第一義に、ただ二義的な花相撲的な空虚な景気をあおっているにすぎない。
坂口安吾 碁にも名人戦つくれ 青空文庫
木谷は老い、日本棋院も老いた。
坂口安吾 戦後新人論 青空文庫
他のスポーツやゲームに於ては、すべて国際的にチャンピオンシップが争われているのに、碁に於ては、名人位を国外に持ち去らるるのを怖るるのみではなく、一日本棋院という団体以外に持ち去られることを怖れて、他の流派や団体との争碁すら差しとめている哀れさである。
坂口安吾 戦後新人論 青空文庫
最も取り残されたものは日本棋院で、現代の妖怪変幻のようなものだ。
坂口安吾 戦後新人論 青空文庫
作例 · 標準
彼はプロ棋士を目指して、毎日のように日本棋院の道場へ通い詰め、腕を磨いている。
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「明日の対局は棋院で行われるから、朝早くに家を出なきゃいけないんだ。」
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棋院のロビーでは、年配の男性たちが熱心に盤面を囲み、次の一手を静かに検討していた。
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伝統ある棋院の建物に足を踏み入れると、独特の静謐な空気が身を引き締めてくれる。
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