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石壁

いしかべ異読 せきへき
名詞
1
標準
stone wall
文例 · 用例
夜九時、大風|室を四匝せる石壁を透徹して雷吼す、駭魄して耳目きはめて鋭敏となり、昨夜御殿場旅館階上の月を憶ひ起し、一人|窃に戸を排して出で、火孔に吹き飛ばされぬ用心して、這ふが如く剣ヶ峰に到り、その一角にしがみ附きて観る。
――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 霧の不二、月の不二 青空文庫
疲労の足を引き擦って、石壁の上に登りついたとき、眼は先ず晶々|粲々として、碧空に輝きわたる大雪田、海抜三千百八十九|米突の高頂から放射して、細胞のような小粒の雪が、半ば結晶し、半ば融けて、大気を含んだ、透明の泡が、岩の影に紫色を翳しているのに、眩ゆくなるばかりに駭いた、南方八月の雪!
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
其声が四方の低い石壁に響いて、何となく凄愴いように聞えた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
」 巡査の翳す松明は傍の石壁を鮮明に照した。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
階段は急で、石壁のかけらやこわれた円柱頭などでできていました。
BILLEDBOG UDEN BILLEDER 絵のない絵本 青空文庫
夏の葉盛りには鬱青の石壁にも譬へられるほど、蔦はその肥大な葉を鱗状に積み合せて門を埋めた。
岡本かの子 蔦の門 青空文庫
それは石壁の岸高きが下に碧潭深く湛へてゐる一大河に架つてゐる橋が、しかも直に對岸にかゝつてゐるのでは無く、河中の一大巨巖が中流に蟠峙して河を二分してゐる其巨巖に架つてゐるので、橋は一旦巖上に中絶した如くなつて後に、また新に對岸に架されてゐるのである。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
夕刻になって、マターファ軍が退き、マリエ外郭の石壁に拠って昨夜一晩中防戦したが、今朝になって終に潰えた。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
作例 · 標準
城の再建にあたり、当時の石壁の工法を忠実に再現した。
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庭の片隅に、風情のある石壁を築き、季節の花々を植えた。
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洞窟の奥深く、苔むした石壁がひんやりと空気を冷やしていた。
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長年の風雨に耐えた古い石壁が、一部崩落し、修復作業が急がれている。
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2
標準
rocky cliff
作例 · 標準
登山道は荒々しい石壁に沿って続き、時折、眼下に広がる海の景色が息をのむほど美しかった。
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初心者向けのクライミングコースは、比較的緩やかな石壁を選んで設定されている。
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その地域特有の侵食作用により、長年の歳月をかけて形成された巨大な石壁が、自然の芸術品のようにそびえ立っていた。
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台風の影響で、海岸沿いの断崖にあった石壁の一部が崩落し、道路が通行止めになった。
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