蔓
つる
名詞頻度ランク #34047 · 青空 1262 例
標準
vine
文例 · 用例
その一句が頭の中に蔓延つてゐて、何度考へ直しても同し結果しか得られなかつた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
憎まれ児世に蔓ると云う諺の裏を云えば、身体が丈夫で、智恵があって、金があって、世間を闊歩するために生れたような人は、友情の籠った林檎をかじって笑いながら泣くような事のあるのを知らずにしまうかも知れない。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
あの谷の向う側にたしかに美しい花が咲いてゐると信じ得た人だけが、何の躊躇もなく藤蔓にすがつて向う側に渡つて行きます。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
藤蔓にすがつて谷を渡つてゐる人は、ただ向う側の花を見たいだけなのです。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
生垣には隱元豆の蔓がからみついてゐる。
— 太宰治 『金錢の話』 青空文庫
三ノ池は一ノ他の半分ほどしかないが、木が茂って松蘿が、どの枝からも腐った錨綱のようにぶら下っている、こればかりではない、葛、山紫藤、山葡萄などの蔓は、木々の裾から纏繞いて翠の葉を母木の胸に翳し、いつまでもここにいてと言わぬばかりに取り縋っている。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
夕暮になると、件の松蘿や、蔓は大蜘蛛の巣に化けて、おだまきの糸の中に、自分たちを葬るに違いない。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
友人辻本工学士に拠ると信濃越中の国境に聳えている祖父ヶ岳は、「種蒔き爺さん」が笊を持った具合に現われるので、山腹雪解の頃、偃松が先ずその形に蔓って、出るのではないかという話である、偃松の仲間入は最もおもしろい。
— 小島烏水 『雪の白峰』 青空文庫
作例 · 標準
庭の壁は、青々とした緑の蔓で覆われていました。
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ブドウは蔓(つる)になって育ちます。
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その植物の蔓は、トレリス全体に広範囲に広がっていました。
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標準
bow
作例 · 標準
蔓は、枝からぶら下がり、優雅な弓形を形成しました。
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その芸術家は、書道で微妙な弓(蔓)のカーブした線を使用しました。
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先の道は、弓のようにカーブしていました。
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標準
connections
作例 · 標準
つる植物のネットワークが、木々の間に生きた繋がり(蔓)を作り出しました。
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その植物の広がる蔓は、庭全体に予期せぬ繋がり(蔓)を形成しました。
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このネットワークは、植物が互いに繋がるための「蔓(つながり)」として機能しました。
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