一書
いっしょ
名詞頻度ランク #4623 · 青空 27 例
標準
one letter
文例 · 用例
しかるに最近、独自の一見識から蕪村を解釈する俳人が出、一書を著して上述の句解を反駁した。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
出版元、第一書房主も、もつとこの本の宣傳をしなければいけない。
— 太宰治 『「人間キリスト記」その他』 青空文庫
「佛蘭西文學の旺盛時代たる路易第十四世の朝に於て、突如として一世の耳目を聳動し來れる一書あり、其の簡淨痛快にして靈犀奇警なる人世批評は、天下驚畏の中心となれり、本書是れ也。
— 太宰治 『ラロシフコー』 青空文庫
その折には、リルケも大いに喜んで一書を寄せた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
この事について幸田露伴博士の教えを請うたが、同博士がいろいろシナの書物を渉猟された結果によると釁るという文字は犠牲の血をもって祭典を挙行するという意味に使われた場合が多いようであるが、しかしとにかく、一書には鐘を鋳た後に羊の血をもってその裂罅に塗るという意味に使われているそうである。
— 寺田寅彦 『鐘に釁る』 青空文庫
私は直ちに鉛筆をとつて一書を認めた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
但し此等の詩篇は、當時雜誌「日本詩人」その他に發表し、後に第一書房版の綜合詩集にも編入したので、私の讀者にとつては既に公表されてる者なのである。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
藏原伸二郎卷尾に この書の中にある詩篇は、初版「青猫」を始め、新潮社版の「蝶を夢む」第一書房版の「萩原朔太郎詩集」その他既刊の詩集中にも散在し、夫夫少し宛詩句や組方を異にしてゐるが、この「定本」のものが本當であり、流布本に於ける誤植一切を訂正し、併せてその未熟個所を定則に改定した。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
作例 · 標準
長い間連絡を取っていなかった親戚から、突然一通の手紙(一書)が届いた。
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歴史博物館で、戦時中の兵士が家族に宛てた一書(手紙)の展示を見た。
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彼女は、その事件の真相を記した一書(書状)を、法廷に提出した。
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