木桶
きおけ
名詞
標準
wooden vat
文例 · 用例
彼は其一ヶの木桶の外に何物をも有する勿りき。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
彼が五尺の痩躯は陋なき木桶の中にあり乍ら、然も彼の心は飄悠として宇宙に高遊せり。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
水溜めの木桶にも、使い残りの水がごくわずかしか残っていなかった。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
荷物は石油缶が一、二本、太い荒縄が数十メートル、浅底の木桶が数個、コルクがバケツに数杯。
— BEING AN ADVENTURE OF DRENTON DENN, SPECIAL COMMISSIONER 『ドレントン・デン特派員の冒険』 青空文庫
これは世の亂るゝ瑞相とか聞きおけるもしるく、日を經つゝ世の中うき立ちて、人の心も治らず、民のうれへつひにむなしからざりければ、おなじ年の冬、猶この京に歸り給ひにき。
— 鴨長明 『方丈記』 青空文庫
(一三)小児、夜なきの呪術 小児、夜なきするときは、当人の臍の下へ「田」の字を書きおけばやむという。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
「ずいぶん波の音が聞えるでしょ」とそのときおけいが云った、「こんなふうに波の音が聞えるようになるともうすっかり秋で、夜が更けると寒くなるんですのよ」 栄三郎は眩しそうな顔つきで、おけいの着せかける羽折に袖をとおしながら、その波の音を聞いた。
— 山本周五郎 『扇野』 青空文庫
そこ、かしこの山にも急いで砦を築きおけやい」 数日にわたって、雪なお深い山村、渓谷、高地などを歩き巡りながら、秀吉は、杖にしていた竹のさきで、折々、要地を指しては、こう指図して歩いた。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
昔ながらの製法で作られた味噌は、大きな木桶で熟成される。
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銭湯には、檜の香りがする木桶が置いてあった。
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職人が丁寧に作った木桶は、とても長持ちする。
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日本酒造りには欠かせない木桶の文化を守りたい。
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