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錦の御旗

にしきのみはた
表現名詞
1
標準
Imperial standard
文例 · 用例
翌四日にも、幕軍は敗勢を返さんとして戦ったが、此日仁和寺宮|嘉彰親王が、金甲馬に跨り、前駆に錦旗を飜して、陣頭に進まれたので、絶えて久しき錦の御旗を仰いだわけで、官賊の別が判然としたので、薩長の軍は意気軒昂となり、幕軍は意気沮喪して、いよいよ敗勢の著しいものがあった。
菊池寛 鳥羽伏見の戦 青空文庫
薩長の大軍が、錦の御旗を押し立てて今にも東海道を下って来るといったような風聞が、ひっきりなしに人心を動かした。
菊池寛 乱世 青空文庫
彼らは、赤報隊と称して、錦の御旗を先頭に立て、二百人に近い同勢が、鎮撫使の万里小路侍従を取り囲んでいた。
菊池寛 乱世 青空文庫
皆白錦の御旗でございます。
三遊亭円朝 牛車 青空文庫
君は維新のおん帝、御十七の若帝、御束帯に御冠、御板輿に打乗らせ、天下取ったる公卿将卒に前後左右を護らして、錦の御旗を五十三|駅の雄風に翻へし、東下りを果し玉ひぬ。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
かういふやり口が何時の時代にも行はれるといふことは、われわれ日本人の情ない事大思想に由来するものであるが、結局これは、かの「錦の御旗」なる言葉によつても示される、虎の威をかる狐の心理であり、早く云へば、なんらかの権威をカサにきての「脅迫」に外ならぬ。
――宛名のない手紙―― 日本人とは? 青空文庫
つまり、それは錦の御旗を描いたもので、大和錦はこの御旗の地模様をつくり、ただ、図面と異なるのは、それに金銀の日月が打ってあるのと、ないのとの差であります。
椰子林の巻 大菩薩峠 青空文庫
今に――錦の御旗が来るんだよ。
第二部上 夜明け前 青空文庫
作例 · 標準
反乱軍は錦の御旗を掲げ、各地の豪族に協力を求めた。
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新政府は錦の御旗を盾に、旧体制の打倒を進めた。
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これはまさに錦の御旗を掲げるような大義名分のある戦いだ。
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2
標準
worthy cause
作例 · 標準
彼は錦の御旗となるような正義を主張し、多くの人々の共感を得た。
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この改革は、国民の生活改善という錦の御旗のもとに行われた。
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彼の掲げる錦の御旗は、誰もが納得する崇高なものだった。
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錦の御旗(にしきのみはた)は、天皇(朝廷)の軍(官軍)の旗。略称錦旗(きんき)、別名菊章旗、日月旗。赤地の錦に、金色の日像・銀色の月像を刺繍したり、描いたりした旗(この日之御旗と月之御旗は二つ一組)。「朝敵」討伐者の旗。承久の乱(1221年〈承久3年〉)に際し、後鳥羽上皇が配下の将に与えた物が、日本史上の錦旗の初見とされる。

出典: 錦の御旗 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0