検番
けんばん
名詞
標準
geisha call-office
文例 · 用例
またそれは一番から順に検番に張り出され、何番かまではお金が出る由言った。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
秋祭の時、廓に毎年屋台が出て、道太は父親につれられて、詰所(検番)の二階で見たことがあったが、お絹の母親は、新調の衣裳なぞ出して父に見せていたことなどもあった。
— 徳田秋声 『挿話』 青空文庫
ここで金兵衛の妾の話が出たので、直ぐに飛び付くように金兵衛の素行調べに移った訳だが、その妾というのは検番を調べてまわると直ぐに判然った。
— 夢野久作 『近眼芸妓と迷宮事件』 青空文庫
検番ぬきに、あたしもお客さんなみにね。
— ――近代説話―― 『高尾ざんげ』 青空文庫
これがシンちゃんの開店披露の印刷物で、これを知人へ郵送する、近所の会社や商店へくばる、検番で調べて芸者へおくる、女学校の門前で手渡す。
— 坂口安吾 『ニューフェイス』 青空文庫
祇園乙の検番の杉本老人は色話にだけ割込んできて、あとは端唄を唸つてゐる。
— 坂口安吾 『古都』 青空文庫
何分にも、巽検番の指定なさったお師匠でございますので、お稽古人は、ほとんど全部、芸者衆でございました。
— 酒井嘉七 『京鹿子娘道成寺』 青空文庫
それは去年の三級補欠選挙の時に公民派が寺島派との口約を破つて、寺島派の市会議員細田保氏の補欠だから必ず寺島派の或者を推すことに賛成すると云うておいて、本年二月の選挙間際になつて、突然三級候補に、富田遊廓の検番取締花田真誠を選出することに運動し、美事、政友系の勢力を持つて勝利を得たのである。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
作例 · 標準
かつて花街では、検番が芸妓のスケジュールを管理していた。
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新しい客が来ると、検番から芸妓に連絡が入る仕組みだった。
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この物語は、明治時代の検番を舞台にしている。
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標準
geisha on call
作例 · 標準
今夜は人気のある検番が呼ばれて、座敷が盛り上がった。
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彼は贔屓の検番を指名し、粋な会話を楽しんだ。
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その検番の舞は、見事としか言いようがなかった。
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