仇敵
きゅうてき
名詞
標準
bitter enemy
文例 · 用例
耶蘇、日本の敵です』と、至るところで彼は耶蘇教を罵り、その宣教師を仇敵のごとく憎んでいる。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
仇敵に非ず債鬼に非ず「見よ!
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
僕等はツバぜり合ひの刀の下で、永久に默笑し合つてる仇敵である。
— 萩原朔太郎 『悲しき決鬪』 青空文庫
彼は特にその最も仇敵である楠正成を愛敬し、常に左右に語つて「正成こそは我を知る唯一の知己」と話して居た。
— 萩原朔太郎 『足利尊氏』 青空文庫
正成ばかりでなく、新田一族に對しても、決して仇敵としての憎しみを持たなかつた。
— 萩原朔太郎 『足利尊氏』 青空文庫
二人は仇敵同士だが兄弟の様に仲がいいのである。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
文六尚も苦しそうに、T「未だ、仇敵に 廻り逢わざるに 路用の金子は 尽き果てて」 殿様聞くより「アイヤT「皆迄申すな 泣けて来る」 と文六の手を握って、T「辛いで あろう喃」 と言って、老臣を振り返って、それッと言う。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
とにかく、父や自分の仇敵である都会文化の猛威に対して、少しも復讐の気持が起らず、かえって、その逞ましさに慄えて魅着する自分は、ひょっとして、大変な錯倒症の不良|娘なのではあるまいか。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
作例 · 標準
長年の仇敵との決着をつけるべく、彼は剣を構えた。
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彼女にとって、その組織は両親を奪った仇敵に他ならなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
まさかこんな場所で仇敵と鉢合わせするとは、夢にも思わなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
『仇敵』(きゅうてき)は、池井戸潤の経済小説。連作短編集。『週刊小説』(実業之日本社)1999年11月26日号から2001年12月28日号、『月刊J-novel』(実業之日本社)2002年7月号から同年10月号にかけて表題作を含む8篇が連載され、2003年1月17日に同社より単行本が刊行された。
出典: 仇敵 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0