か細い
かぼそい
形容詞
標準
thin
文例 · 用例
『十九‥‥‥』と、長い間を置いて、お前はやつと『九』が聞えるばかりのか細い聲で續けて、深い息を吸つた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
青年は、砂の上に寝ころんで、はるかに、赤と青とのだんだら縞の水着を着た彼女のか細い腕が、抜き手を切って波と戯れているのを、不思議そうに見物していました。
— 渡辺温 『恋』 青空文庫
杏平はか細い肉体と鋭い感受性とを持つてゐた。
— 新美南吉 『登つていつた少年』 青空文庫
」「寝ていなさるが枕頭に嬢様呼んで何か細い声で話をしておいでるようで……」「そうか」「まア上って晩まで遊んでおいでなされませえの」「晩にでも来る!
— 国木田独歩 『富岡先生』 青空文庫
そして、死ぬ前の晩、八重子はか細い声で木崎を蚊帳の中に呼び入れて、「短い縁だったわね」 ポロリと涙を落して、木崎の頭髪を撫でていたが、急にはげしく燃えた。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
その枯れすすきのなかに何だか細い路らしいものがあるので、何ごころなく透かしてみると、そこの一面に生い茂っているすすきの奥に五、六本の橡や栗の大木に取り囲まれた小屋のようなものが低くみえた。
— 岡本綺堂 『くろん坊』 青空文庫
階段へ向かう途中、ホームズの高くか細い声で、譫言のような歌が聞こえてくる。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
いつも買う奴と違うて、何に使うてよいかわからぬ、珍らしい子供じゃというから、わざわざ連れて来させてみれば、色の蒼ざめた、か細い童どもじゃ。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は生まれつき体がとてもか細い。
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か細い枝が風に揺れている。
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彼の書く文字は、か細い線で美しかった。
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標準
delicate
作例 · 標準
か細い声で助けを求めたが、誰にも届かなかった。
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希望の光がか細く見えたが、彼は諦めなかった。
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遠くからか細い歌声が聞こえてきた。
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