太い
ふとい
形容詞頻度ランク #11117 · 青空 6694 例
標準
fat
文例 · 用例
かくて象の鼻を撫でた人は細いといひ象の胴を撫でた人は太いと云つてゐるのと同断で、何もそれは象のことを云つてゐるのではないのである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
ポマードは生え際ばかりに厚く塗つたくつてあつて、その太い首が動くたびに山猫か何かの感じがした。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
これは校長が若い時分から、自分の生来根太い狡猾な性質に困り果てながら、聖賢の書を漁つた時に、始終心で云つてたことが、今生徒を前にした今、形を取つて表れて来たのである。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
唯、達沢が教頭席に腰を下した儘、前方のゴタゴタした一群れ――それは何か分らぬ――に向つて、その太い腕を得意気に振廻してゐる光景のみが、彼の目に見えてゐた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
而もその夫といふのは、アメリカイズムの流行中心である映画会社にゐるにも関はらず、珍しくも太い横幅の長い口鬚をつけて、ゐて、女に甘えられるのが嫌だといふのではないが、そんな新式な甘え方を、調子よく受け取れるといふ格恰の男ではなかつた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
レールの片側には、真ッ黒に火で焦がされた、太い木杭が立ち並んでゐて、レールを慰めてゐるやうなのでありました。
— 中原中也 『夜汽車の食堂』 青空文庫
蓮の葉は、図太いのでこそこそとしか音をたてない。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
夏の空には何かがある、いぢらしく思はせる何かがある、 焦げて図太い向日葵が 田舎の駅には咲いてゐる。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
作例 · 標準
運動不足で足が太くなってしまったので、明日から毎朝ジョギングを始めることにした。
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庭の木の枝がずいぶん太く成長していたので、ノコギリで切り落とすのに苦労した。
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彼は指が太いので、細かい部品を組み立てるプラモデル作りは苦手だと言っていた。
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標準
deep (of a voice)
作例 · 標準
彼の太くて響く声は、広いコンサートホールでもマイクなしで十分に観客に届いた。
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電話の向こうから聞こえてきた太い声の主は、どうやら父親のようだった。
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合唱コンクールで、彼の男らしく太い声がバスのパートを見事に支えていた。
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標準
daring
作例 · 標準
新入社員のくせに社長に向かってあんな堂々と意見するなんて、ずいぶん太い神経をしている。
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絶対に失敗できないこの大舞台で、全く緊張した様子を見せない彼女の太い肝っ玉には驚かされる。
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どんなに非難されても自分の信念を曲げない彼の太い腹には、敵ながらあっぱれだ。
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