耳疾
じしつ
名詞
標準
infections or diseases of the ear
文例 · 用例
その性格と耳疾の故に一生悩み続けたベートーヴェンや、その天才の故に不幸だったモーツァルトやシューベルトに比べて、なんという大きな違いであろう。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
それは、音楽家としては致命的な疾患、――彼の耳疾が高じた結果であったことは言うまでもない。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
ベートーヴェンの耳疾は二十歳を越して間もなく徴候を現し、二十七、八歳の時はもはや隠すことの出来ない状態となり、三十四歳の時はピアノの弾奏を断念し、三十八歳の時はほとんど耳が聴こえない状態になってしまった。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
ベートーヴェンも最初は耳疾を隠していたが、ついには社交を断念して、故意に「人|嫌い」にならなければならなかった。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
耳疾も、孤独も、不平も、何もかも征服して、大きな諦観が巨人の魂を和めたのである。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
フランクは彼の強壮剤で僕を力づけようとして僕の耳疾には扁桃油を用いてみた。
— VIE DE BEETHOVEN 『ベートーヴェンの生涯』 青空文庫
それらの間をつづってオリーブのつくり葉が、金銀のモール線を綾なして居るのは、どこでも同じしつらえではあるが、独逸はやっぱり独逸らしい。
— 岡本かの子 『伯林の降誕祭』 青空文庫
新居 三月二六日、有楽町の家を借りてそうじしつ。
— 堺利彦 『貧を記す』 青空文庫
作例 · 標準
最近、左耳から変な音が聞こえるので、重い耳疾ではないかと不安になり病院へ向かった。
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幼い頃に患った耳疾の後遺症で、彼は高い音を聞き取ることが少し困難だ。
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プールで水が入ったまま放置していると、中耳炎などの耳疾を引き起こす原因になる。
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