洪積
こうせき
名詞
標準
diluvial epoch
文例 · 用例
〔洪積の台のはてなる〕宮沢賢治洪積の台のはてなる一ひらの赤き粘土地桐の群白くひかれど枝しげくたけ低ければ鍛冶町の米屋五助は今日も来て灰を与へぬ。
— 宮沢賢治 『〔洪積の台のはてなる〕』 青空文庫
洪積ごろの沼の底だ。
— 宮沢賢治 『沼森』 青空文庫
ただその大部分がその上に積った洪積の赤砂利や、それから沖積の砂や粘土や何かに被われて見えないだけのはなしでした。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
洪積期の遺物と見られる泥炭地や砂地や、さもなければはげた岩山の多いのに驚いたことであったが、また一方で自然の厳父の威厳の物足りなさも感ぜられた。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
砂壌かなたに受くるもの、 多くは酸えず燐多く洪積台の埴土壌土と、 植物群おのづとわかたれぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
斉藤先生が先に立って女学校の裏で洪積層と第三|紀の泥岩の露出を見てそれからだんだん土性を調べながら小船渡の北上の岸へ行った。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
それからは洪積層が旧天王の安山集塊岩の丘つづきのにも被さっているかがいちばんの疑問だったけれどもぼくたちは集塊岩のいくつもの露頭を丘の頂部近くで見附けた。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
結局洪積|紀は地形図の百四十|米の線|以下という大体の見当も附けてあとは先生が云ったように木の育ち工合や何かを参照して決めた。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
作例 · 標準
地質学の講義で、更新世の古い呼び名である洪積世の気候変動について学んだ。
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この付近の地層を調査した結果、洪積期の堆積物が厚く積み重なっていることが判明した。
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洪積台地は地盤が比較的強固であるため、古くから住宅地として利用されてきた。
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