洪積層
こうせきそう
名詞
標準
diluvium
文例 · 用例
斉藤先生が先に立って女学校の裏で洪積層と第三|紀の泥岩の露出を見てそれからだんだん土性を調べながら小船渡の北上の岸へ行った。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
それからは洪積層が旧天王の安山集塊岩の丘つづきのにも被さっているかがいちばんの疑問だったけれどもぼくたちは集塊岩のいくつもの露頭を丘の頂部近くで見附けた。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
そしてその尾根から川の流域の沖積層までの間の洪積層は一面に皺立つ丘陵をなしています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
この巨大な山岳地帯の尾根は、地質学上、小仏層と称せられる地層で成立ち、そしてその尾根から川の流域の沖積層までの間の洪積層は一面に皺立つ丘陵をなしています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それは、バダジャッカのある洪積層の谿谷から、前世界犀の完全な化石が発見されたことだ。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
洪積層は、それから十万年もあとだよ。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
「それで略、前世紀犀が十万年もあとの、洪積層から出た理由も分ります。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
作例 · 標準
この都市の地下深くには、厚い洪積層があり、巨大なビルの基礎を支える支持層となっている。
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ボーリング調査の結果、砂礫を主成分とする洪積層がこのエリア一帯に広がっていることが分かった。
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洪積層から見つかった貝化石は、かつてこの場所が暖かい浅瀬だったことを物語っている。
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ウィキペディア
洪積層(こうせきそう、diluvium)は、中部ヨーロッパにおいて、台地を造って広く分布する砂礫層。氷期に広域を覆った氷河堆積物の旧称であり、かつては、大洪水(旧約聖書のノアの箱舟の物語)の堆積物と誤認されていたため、「洪積」と呼ばれていた。それほど古くない時期に堆積した地層を沖積層として対比するものであるが、前述の理由により現在では使われない用語である。現在では、更新世に形成された地層という意味で、更新統あるいは更新世堆積物と呼ばれることが多い。
出典: 洪積層 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0