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前頭部

ぜんとうぶ
名詞
1
標準
front
文例 · 用例
小浅間への登りは思いのほか楽ではあったが、それでも中腹までひといきに登ったら呼吸が苦しくなり、妙に下腹が引きつって、おまけに前頭部が時々ずきずき痛むような気がしたので、しばらく道ばたに腰をおろして休息した。
寺田寅彦 小浅間 青空文庫
助手は根元で無造作に結へてある元結を切つて、兩耳の後ろと旋毛の邊にかけて前頭部と後頭部の髮を二束に分けた。
有島武郎 實驗室 青空文庫
顏の上には前頭部の髮の毛がもつれあつて物凄く被ひかぶさつてゐる。
有島武郎 實驗室 青空文庫
グスタフソン警視は會釋しながら、「二人とも前頭部を割られとるやうだね。
――スウェーデンの殺人鬼―― 死の接吻 青空文庫
横頬から特に前頭部へかけて黒い斑の長生※が群着していた。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
苦痛の色は彼れの厳粛な前頭部を一層淋しく変化せしめた。
松永延造 アリア人の孤独 青空文庫
金庫のそばには、五十四五位に見える、痩形の、顔面骨の尖った、前頭部の禿あがった男が、両手をしばられ、猿轡をはめられて倒れていました。
平林初之輔 祭の夜 青空文庫
死因に関しては前頭部の後方の打撲傷による内出血説と咽喉部を強くしめつけられたための窒息致死説との二つの説にわかれ、どちらが先に行われたかわからないということになり、多分、何者かが、彼の脳天にしたたか打撃を加えたあとで、すぐに咽喉をしめつけたものであろうということになった。
平林初之輔 鉄の規律 青空文庫
作例 · 標準
事故で車の前頭部が大きく損傷した。
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ボールが彼の前頭部に直撃し、彼は一時的に意識を失った。
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建物が新しくなり、前頭部のデザインがモダンに一新された。
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