後頭部
こうとうぶ
名詞頻度ランク #24185 · 青空 355 例
標準
back of head
文例 · 用例
顔はあたり前ですが、後頭部に――その部分がお化けなのです。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
第一鼻が思っていたよりもずっと高くいかにも憎々しいように突き出ていて、額がそげて顋がこけて、おまけに後頭部が飛び出していてなんとも言われない妙な顔であった、どこかロベスピールに似ているような気がした。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
自分も小学生時代に学校の玄関のたたきの上で相撲をとって床の上に仰向けに倒され、後頭部をひどく打ったことがある。
— 寺田寅彦 『鎖骨』 青空文庫
がりがり後頭部を掻きながら、なんたることだ、日頃の重苦しさを、一挙に雲散霧消させたくて、何か悪事を、死ぬほど強烈なロマンチシズムを、と喘えぎつつ、あこがれ求めて旅に出た。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
助手は根元で無造作に結へてある元結を切つて、兩耳の後ろと旋毛の邊にかけて前頭部と後頭部の髮を二束に分けた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
」と大悦で、ぐツと氣を落着け、眼を瞑り、片手で後頭部を押へて息を凝らして考へて見る………頭の中が何か泡立ツてゐるやうにフス/\鳴ツてゐるのが微に顳※に響く。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
また姑のオナリ婆さんは俯伏せになって、枕を抱えて寝ていたらしく、後頭部を縦に割付けられていたが、これは髪毛があるので血が真黒に固まり付いている上に、二人の枕元の畳と蒲団の敷合わせが、血餅でつながり合って、小さな堤防のように盛上っていた。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
老師の後頭部の薄い禿へ仏前の蝋燭の灯がちらちらとうつつた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
作例 · 標準
転倒した際、彼は運悪く後頭部を強く打ってしまった。
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美容師は、彼の後頭部の髪型を整えるのに時間をかけた。
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後頭部にひどい痛みが走り、すぐに病院に行った。
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