家司
けいし異読 けし・いえづかさ
名詞
標準
steward in charge of the affairs of nobles of the third rank and higher (from the middle of the Heian period)
文例 · 用例
当時としては変わった教育法であったが、これが後年の歴史家司馬遷に資するところのすこぶる大であったことは、いうまでもない。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
「だれというほどの人がお供しておらないなどとは、どうもいやはや」 などといって預かり役は始終出入りする源氏の下家司でもあったから、座敷の近くへ来て右近に、「御家司をどなたかお呼び寄せしたものでございましょうか」 と取り次がせた。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
「それではしかたがない、そっと微行で行ってみよう」 こう言っていた源氏は、親しい家司四、五人だけを伴って、夜明けに京を立って出かけたのである。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
平凡でないことに興味を持つ性質を知っている家司たちは源氏の心持ちをそう観察していた。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
ちょうど源氏が車に乗ろうとするころに、左大臣家から、どこへ行くともなく源氏が京を出かけて行ったので、その迎えとして家司の人々や、子息たちなどがおおぜい出て来た。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
事務の扱い所を作り、家司も別に命じて貴族生活をするのに何の不足も感じさせなかった。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
何ということなしにこうした幼稚さが御簾の外まで来る家司や侍たちにも知れてきて、怪しんではいたが、だれもまだ名ばかりの夫人であるとは知らなんだ。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
親しい家司たちだけが暢気に事務を取っているのを見ても、主人である源氏は、自家の勢力の消長と人々の信頼が比例するものであることが思われておもしろくなかった。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の貴族の屋敷には、家司と呼ばれる役人が置かれていた。
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家司は、主人の財産管理や家政一般を取り仕切る重要な役割を担った。
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「昔の貴族の家司って、今で言う秘書みたいなものかな?」「まあ、もっと権限があったと思うけどね。」
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標準
administrative position (Kamakura and Muromachi periods)
作例 · 標準
鎌倉・室町時代には、家司の職務が多様化し、荘園管理なども行った。
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武家の家司は、主君の行政的な事務を処理する重要な存在だった。
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「この史料にある家司って、平安時代のそれとはまた違うんだね。」「時代によって役割も変わるからね。」
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ウィキペディア
家司(けいし、いえのつかさ)とは、親王家および職事三位以上の公卿・将軍家などの家に設置され、家政を掌る職員。
出典: 家司 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0