刑死
けいし
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
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文例 · 用例
古来数知れぬ刑死者の中にもおそらくは万一の助命の急使を夢想してこの激烈な楽しみの一瞬間を味わった人が少なくないであろう。
— 寺田寅彦 『KからQまで』 青空文庫
刑死する己の姿なら想像してみることもできるし、武帝の気に逆らって李陵を褒め上げたときもまかりまちがえば死を賜うようなことになるかもしれぬくらいの懸念は自分にもあったのである。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
近藤の刑死は、慶応四年四月二十五日であるが、此の年六月六日発行の「中外新聞」には――閏四月八日、元新撰組の隊長、近藤勇といふ者の首級、関東より来つて三條河原に梟せられたり。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
五十有余歳の高齢で、いはゆる天誅組に参加し、戦敗れて刑死した国学者|伴林光平などの日記を見ると、耿々たる忠誠が、殆んど報いられてゐないやうな気がして、気の毒に堪へないのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
但し刀豆の味噌漬を刑死人に三片食はせたれば、今も三片食はず、三片食はんとする時、一回多く取るまねして、第四回めに實に之を取る事あれば、刑死人にも鹽と味噌を膳に並べて、食せしに因て之を忌むかと。
— 南方熊楠 『鹽に關する迷信』 青空文庫
双親老いて若い子の冤刑に逢い、最も悲しい悲しさに涙の絶え間なしといえども、さてあるべきにあらざれば志すサンチアゴ詣でを済まし、三人伴れて出た故郷へ二人で帰る力なさ、せめて今一度亡児の跡を見収めにとサンドミンゴに立ち寄ると、確かに刑死を見届けたその子が息災で生きいた。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
佛國のマルセルス尊者は腰迄埋めて三日晒されて殉殺したと聞くが頭から塗り籠られたと聞かぬと、一六二二年に斯る刑死の壁を見てピエトロ・デラワレが書いた。
— 南方熊楠 『人柱の話』 青空文庫
藤原博古とあるは、大貳刑死の後、神官累の及ばむことを恐れて、斯く刻し換へたる也。
— 大町桂月 『吾嬬の森』 青空文庫
作例 · 標準
彼は無実を訴え続けたが、結局は刑死に処された。
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歴史書には、多くの政治犯が刑死した記録が残されている。
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「あの時代の刑死の記録を読むと、胸が締め付けられるよ。」「本当に、人の命の重さを感じるね。」
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