金柑
きんかん異読 キンカン
名詞
標準
kumquat
文例 · 用例
元結あり、白元結、黒元結、奴元結、金柑元結、色元結、金元結、文七元結など皆其類なり。
— 泉鏡花 『当世女装一斑』 青空文庫
金柑の童心一 ある冬の午過だつた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
あそこで金柑が泣いてゐら。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
」 庭の小隅に金柑の木があつた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
見ると、まるつこい頭をした金柑の小坊主達は、みんな黄ろい顔を涙で濡らしてゐた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
金柑だつて偶には泣きもしようぢやないか。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
香気の蒸すやうな仏手柑など、いろいろあるなかに、なぜあのちつぽけな金柑がなくてはならなかつたのだらう。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
それが結実し、黄熟したのが、あの金柑の小坊主なのだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫