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金冠

きんかん異読 こんかん
名詞
1
標準
gold crown (tooth)
文例 · 用例
継ぎ歯、金冠、ブリッジなどといったような数々の工事にはずいぶんめんどうな手数がかかった。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
稚気を帯びた糸切歯の根元に細い金冠が嵌っている。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
万乗の君主金冠を墜し、剃刀の冷光|翠髪を薙ぐ。
幸田露伴 運命 青空文庫
それでも名所をあるきまわって、はちまん様のまえで、飴を買って食べましたが、私、そのとき右の奥歯の金冠二本をだめにしてしまって、いまでもそのままにして放って置いてあるのですが、時々、しくしくいたみます。
太宰治 虚構の春 青空文庫
エストニアの伝説に、樵夫二人林中で蛇をあまた殺し行くと、ついに蛇の大団堆に逢い、逃ぐるを金冠戴ける蛇王が追い去る。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
若者恐る恐る抜き足して近寄り見れば、数千の蛇が金冠を戴いた大蛇を囲み聚まりいた。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
権門富貴の最後の儀式を飾る金冠|繍服の行列こそ見えなかったが、皆故人を尊敬し感嘆して心から慟哭し痛惜する友人門生のみであった。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
栗色の厚い髪を金冠が押えて耳の下で髪のはじがまがって居る。
宮本百合子 胚胎(二幕四場) 青空文庫
2
標準
golden crown