慈雨
じう
名詞
標準
welcome rain
文例 · 用例
よい雨、明るい雨であつた(方々で雨乞をやつてゐたくらゐだから)、まことに慈雨であり喜雨であつた。
— 大田 『行乞記』 青空文庫
) これでもか、これでもか、と豚に真珠の慈雨あたえる等の事は、右の頬ならば、左の頬をも、というかの神の子の言葉の具象化でない。
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
後悔のほぞばかり噛みがちな酩酊輩にとつては、慈雨にもまさるありがたさである。
— 牧野信一 『久保田万太郎』 青空文庫
――ところが余の物は大概集りましたが、老兄も知らるゝ通り私達がこの国に入つて以来、私達は未だ一度も慈雨の恵みを享けてゐないぢやありませんか!
— 牧野信一 『毒気』 青空文庫
……慈雨、喜雨、生命の雨だ、降れ降れ、降つてくれ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
まことに喜雨だつた、たちまち旱魃解消、いつせいに田植が始まつた、一滴千金の慈雨とでもいはう。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
吹く吹く、そしてたうとう降りだした、降れ降れ、よい雨、よい雨、慈雨、喜雨、金の雨、銀の雨、まさに一滴千金!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
日暮頃から、やうやう雨になつた、慈雨といつてよからう、野良仕事には困るだらうけれど、水不足には一層困るから。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
長く続いた日照りの後、ようやく待ち望んだ慈雨が大地を潤した。
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この慈雨のおかげで、農作物は息を吹き返した。
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彼の言葉は、私の心を癒す慈雨のように染み渡った。
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