興味索然
きょうみさくぜん
形容詞-たる副詞-と
標準
uninteresting
文例 · 用例
小柄でほつそりして手足が華奢で、かの月の女神アルテミスにも比較せられた十六歳の處女の兎も、ここに於いて一擧に頗る興味索然たるつまらぬものになつてしまつた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
いかによい役者やロケーションを使いいかに上手なカメラマンを使っても監督の腕が鈍くて材料のエディティングが拙ならば、一編の作品として見た映画はいわゆる興味索然たるものであるに相違ない。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
小柄でほつそりして手足が華奢で、かの月の女神アルテミスにも比較せられた十六歳の処女の兎も、ここに於いて一挙に頗る興味索然たるつまらぬものになつてしまつた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
何でも見付け次第買つちまつて、とき/″\月末の生活費の払ひの現金にも困ることがあるんです」 かの女は興味索然としながら話に釣り込まれた。
— 岡本かの子 『過去世』 青空文庫
話が余りにまとまりよく、そして鮮かに引き結ばれたので、その後に残った却って興味索然とした空白が四ツの顔をただまじまじさせた。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
このもう旧聞である、物語を繰返すことは、あるいは興味索然とするかもしれないがしかし審理の結果得られた事実を基として、ここに概括してみようと思うのである。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
またテンポにしても、必要な推理過程を省略して、飛躍しすぎることは、読者を興味索然たらしめる。
— 平林初之輔 『現下文壇と探偵小説』 青空文庫
虫喰ひ算は、一度や三度解いたから、そのあとはもう興味索然とするやうな、そんな薄つぺらなものではない。
— 佐野昌一 『虫喰ひ算大會』 青空文庫