興味津々
きょうみしんしん
名詞-の形容詞形容詞-たる副詞-と頻度ランク #16719 · 青空 0 例
標準
very interesting
文例 · 用例
が、何と云つても探偵小説でその構想の卓拔、トリツクの妙味、筋の複雜、心理解剖の巧さ、文章の流麗、それに可成りな藝術味を加へて、全く興味津々|卷をおほう能はざらしめるものはモオリス・ルブランの作品にまさるものはない。
— 南部修太郎 『探偵小説の魅力』 青空文庫
些くとも鼻の表現の研究上、かのスフィンクスと相対して、最も奇抜な、そして興味津々たるコントラストを見せている事を否定する訳に参りませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
立ち上がったホームズは、あの本意気の際の興味津々ぶりを見せて、用心しつつあらためる。
— THE ADVENTURE OF THE SUSSEX VAMPIRE 『サセックスの吸血鬼』 青空文庫
そこが興味津々たるところだ。
— 佐野昌一 『虫喰ひ算大會』 青空文庫
軍閥の擡頭が、揚子江における白人の回漕業の発展とそれによる密輸に大きい関係をもっていると同時に、やがてその事業を潰滅させる力となるという興味津々たる個所も、作者は事実が要求としているだけの奥ゆきをたっぷりとらずに書いているのである。
— 宮本百合子 『「揚子江」』 青空文庫
男性への爆弾という『文芸春秋』の課題を、山川氏が男を女からやっつけるという風にだけ理解されたところに興味津々たるものがある。
— 宮本百合子 『昨今の話題を』 青空文庫
普段なら興味津々で飛びついてくるはずの話題を、苦虫を噛みつぶしたような表情で聞き流している渡辺の姿に、勢い込んで報告した後藤富雄は肩すかしをくったようなもの足りなさを感じていた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
釉の變化、窯中の神秘、天目釉、飴、黄、織部、志野、その他いろ/\の釉の發生の動機や釉と時代との變化を考へてゆくと興味津々たるもので、同じ黄瀬戸といつても時代が變る毎に黄色がちがつてくる。
— 小野賢一郎 『やきもの讀本』 青空文庫