無念無想
むねんむそう
名詞
標準
free from worldly or worthless thoughts
文例 · 用例
芸術は扨措いて、生活の中ででもそのやうな手合は困るのであつて、それらの人が朝目覚めた時の無念無想、即ち瞑想状態が、精神にも物質にも有益であつて、其処にこそ現実があり欣怡のあることに想到されるやう、私一介の馬鹿は希つてゐる。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
私はアブに気がついたほど、まだ余裕があったが、アブの方では、人間などに傍目も触れず、無念無想に花の蜜の甘美に酔っている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
吾人が事象に対した時に、吾人の感官が刺戟されても、無念無想の渾沌たる状態においては自分もなければ世界もない。
— 寺田寅彦 『文学の中の科学的要素』 青空文庫
強弱の火華を消して無念無想の境地をもとめて人々が四散した。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
ああ、無念無想の結果を見よ。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
斯る時、人は往々無念無想の裡に入るものである。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
あるいは特にそういう人たちはこの時間を利用して庭にでもおり、高い大空を仰いで白雲でもながめながら無念無想の数分間を過ごす事ができたらその効果は肉体的にも精神的にも意外に大きなものになるかもしれない。
— 寺田寅彦 『一つの思考実験』 青空文庫
何分間か十何分間か判らないがただぼんやりした無念無想の時間が私の上に過ぎ去りました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
禅僧は、無念無想の境地で己と向き合い、悟りを開く。
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彼は瞑想を通じて、無念無想の精神状態を作り出すことを目指している。
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集中して作業していると、いつの間にか無念無想になり、時間が過ぎるのを忘れる。
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ウィキペディア
無念無想(むねんむそう)は、仏教からの言葉。
出典: 無念無想 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0