雨曇
あまぐもり
名詞
標準
overcast weather
文例 · 用例
梅雨晴とも梅雨曇とも云ひ得る重い日和で、うす濁りの波の色は黒く見えた。
— 若山牧水 『梅雨紀行』 青空文庫
六 柔かい雨曇りだった。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
・ここでもそこでも馬を叱りつつ田植いそがしい・叱つても叱られても動かない馬でさみだれる・人がきて蠅がきて賑やかなゆふべ・どうにもならない人間が雨を観る・負うて曳いて抱いてそして魚を売りあるく(彼女を見よ) 六月廿六日梅雨曇、まづ玉葱と筍とを茹でて友を待つ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
が、今日は梅雨曇りだけに、日の暮の暗さと変りはない。
— 芥川龍之介 『おしの』 青空文庫
梅雨曇りの午後の空を寂しく映している水溜りをヒョイヒョイヒョイヒョイ除けるようにしてきょうも圓朝は、それが目印の、燃えるように柘榴の花の咲いている下の墓石のところまでたどり着いた。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
雨曇りのしたうす暗い晩であった。
— 谷崎潤一郎 『秘密』 青空文庫
六月八日(日曜)雨曇雨「赤胴鈴之助」名古屋公録。
— 昭和三十三年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
すこし雨曇りの空ではあるが、雲は断れていて、時折、雁の影がよぎって行った。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
作例 · 標準
雨曇を使って文を作ってみた。
学生たちは雨曇について学習した。
雨曇の使い方は難しい。
先生は雨曇の定義を説明した。