曇り空
くもりぞら
名詞頻度ランク #20462 · 青空 62 例
標準
cloudy sky
文例 · 用例
奥の知れないような曇り空のなかを、きらりきらり光りながら過ってゆくものがあった。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
曇り空でも洩れる陽射しが、温かくて明るさを運んでくれるのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
休業のはり札して、ぴたりと扉をとざした、何とか銀行の窓々が、觀念の眼をふさいだやうに、灰色にねむつてゐるのを、近所の女房らしいのが、白いエプロンの薄よごれた服裝で、まだ二時半前だのに、青くあせた門柱に寄り添つて、然も夕暮らしく、曇り空を仰ぐも、ものあはれ。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
「……ハッハッハッ……ザマを見ろ……アハアハアハアハ」七本の海藻 曇り空の下に横たわる陰鬱な、鉛色の海の底へ、静かに静かに私は沈んで行く。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
雪はほとんど小降りになったが、よく見ると鉛を張ったような都の曇り空と膠を流したような堀河の間を爪で掻き取った程の雲母の片れが絶えず漂っている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
朝の曇り空が黎明に覗かれてやゝレモン色に華やいでいます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
三月のはじめ、永い日も、午から雨もよいの、曇り空で、長屋建の平屋には、しかも夕暮が軒に近い。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
二 鮒釣りに行かう――と私の妻が曇り空を眺めていひ出した。
— 牧野信一 『山峡の村にて』 青空文庫
作例 · 標準
どんよりとした曇り空から、今にも雨の粒が落ちてきそうな気配を感じて足を速めた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
鮮やかな桜の花も、灰色の曇り空の下ではどこか寂しげに見える。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
曇り空のおかげで気温が上がりきらず、真夏にしては過ごしやすい一日となった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview