愛息
あいそく
名詞
標準
(your) beloved son
文例 · 用例
鈍栗庵の愛息が自転車で栗飯を持つて来てくれる、さつそく御馳走になる、感謝々々。
— 種田山頭火 『一草庵日記』 青空文庫
ちょうどこの時、ロス夫人は、来らんとする夏を逃げて、早くも田舎の別荘へ避暑に行っていたが、この問題の一日の夕方、ロス氏が、市の中心にある自分の会社から帰って来ると、二人の愛息に付けてある若い保母が、玄関に立って、主人の帰宅を待ちながら泣いていた。
— 牧逸馬 『チャアリイは何処にいる』 青空文庫
しかし、こうして突然フィラデルフィアの富豪ロス氏の家からいなくなった、三つになるこの愛息 Charlie Ross ほど、そしてそれを序曲として開幕されたあの劇的場面の連続ほど、奇怪な特異性に富む事実物語はまたとないであろう。
— 牧逸馬 『チャアリイは何処にいる』 青空文庫
彼は、奇しきめぐりあいをとげた愛息隆夫のうつろな霊魂をみちびきながら、ようやくこれまで登ってきたのである。
— 海野十三 『霊魂第十号の秘密』 青空文庫
一人息子でも、可愛息子でも、云い聞かされた「国家の為」だ、出せとあったら出さねばならぬ。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
先年、邦子さんの愛息悦氏の依囑で、これらの文反古と呼ばれるにはあまりに美しい斷簡を編纂した時、特に私の住んでゐる眞間にゆかりの深いこの一通を所望した。
— 伊庭心猿 『緑雨と一葉』 青空文庫
愛息の徐廷権は拳闘家として知れていると言う。
— 柳宗悦 『全羅紀行』 青空文庫
作例 · 標準
「ご愛息の健やかなご成長を、心よりお祈り申し上げます」と、祝辞を締めくくった。
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亡き愛息の遺志を継ぎ、彼は私財を投じて地域の少年野球チームを支援し続けている。
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「ご愛息、この春から名門校に通われるそうですね。本当におめでとうございます」と、近所の方から声をかけられた。
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創業者は、海外で経営学を学んだ愛息を次期社長に据えることを株主総会で発表した。
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