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愛娘

まなむすめ
名詞頻度ランク #41101 · 青空 67
1
標準
(one's) beloved daughter
文例 · 用例
「あなたが、わたくしを思い捨てなさるほど、わたくしはあなたに親しい愛娘になりましょう。
岡本かの子 富士 青空文庫
お辻は一日に三度か、四度侍女や乳母にかしづかれる愛娘達の部屋を覗くばかりが楽しみで、だまつて奉公人と共に働いて、別に人から好いとも悪いとも、批判されるほど目立ちもしない性分であつた。
岡本かの子 老主の一時期 青空文庫
妙子は、有名な独逸文学者、なにがし大学の教授、文学士酒井俊蔵の愛娘である。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
他なし、お通がこの家の愛娘として、室を隔てながら家を整したりし頃、いまだ近藤に嫁がざりし以前には、謙三郎の用ありて、お通に見えんと欲することあるごとに、今しも渠がなしたるごとく、籠の中なる琵琶を呼びて、しかく口笛を鳴すとともに、琵琶が玲瓏たる声をもて、「ツウチャン、ツウチャン。
泉鏡花 琵琶伝 青空文庫
野中到氏(翁の愛娘千代子さんの夫君で、後に富士山頂に測候所を建て有名になった人)と、翁の縁家荒巻家からの扶助によって衣食していたとはいえ全く米塩をかえりみず。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
貴族院議員の愛娘とて、最も不器量を極めて遺憾なしと見えたるが、最も綺羅を飾りて、その起肩に紋御召の三枚襲を被ぎて、帯は紫根の七糸に百合の折枝を縒金の盛上にしたる、人々これが為に目も眩れ、心も消えて眉を皺めぬ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
年はようよう十七か八か、さして化粧をしているとも見えないのに、白く照り栄えたるおもてを少しく俯向かせて、鴉のように黒い髪をこのごろ流行る茶屋辻模様の練絹の小袖の肩にこぼしている姿は、然るべき公家か、武家の息女か、おそらく世に時めく武家の愛娘であろうと、兼好はひそかに判断した。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
その中でただ一人、恐れ気もなくその枕もとに坐りつづけているのは、彼が愛娘の小坂部であった。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
作例 · 標準
彼は愛娘の結婚式で、感動のあまり涙を流した。
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愛娘のために、父親はどんな苦労も惜しまないだろう。
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その家には、明るく元気な愛娘が一人いる。
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