針路
しんろ
名詞
標準
course
文例 · 用例
彼の心の中にどっしりと腰を下して、彼に明確な針路を示したものは、社会主義の理論と、信念とであった。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
それが大体北西の針路を取ってざっと一昼夜に百里程度の速度で進んでいた。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
十九日の晩ちょうど台湾の東方に達した頃から針路を東北に転じて二十日の朝頃からは琉球列島にほぼ平行して進み出した。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
そうして、中学校から高等学校へ移るまぎわに立ったときに、なんの躊躇もなく生涯の針路を科学のほうに向けたのであった。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
もしも最初の南々西の風が発火後その方向を持続しながら風速を増大したのであったらおそらく火流は停車場付近を右翼の限界として海へ抜けてしまったであろうと思われるのが、不幸にも次第に西へ回った風の転向のために火流の針路が五稜郭の方面に向けられ、そのためにいっそう災害を大きくしたのではないかと想像される。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
飛行船は始めその両翼を静かに動かしながら徐々に上昇しつつあったが、次第にその速力を早めて来た、秋山男爵は東の方へ、雲井文彦は西の方へと針路を取って進んで行く。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
針路を南に南にと取って、アフリカの西岸にそい、おりから吹く順風に帆は張り切れんばかり、舳に砕くる波は碧海に玉を降らし、快速力は汽船もおよばぬばかりなり。
— 押川春浪 『南極の怪事』 青空文庫
花火をあげる用意をしておけばよかったね」「恐龍が花火をあげるものか」 結局のところ、恐龍号はグロリア号の針路前を横切ることになった。
— 海野十三 『恐龍艇の冒険』 青空文庫
作例 · 標準
船は暗礁を避けるため、急遽針路を変更した。
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羅針盤が示す針路は、目的地まで一直線だった。
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パイロットは乱気流を避けるため、管制塔に針路の変更を要請した。
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ウィキペディア
針路(しんろ)とは、乗り物の先端の方向。
出典: 針路 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0