方角
ほうがく
名詞頻度ランク #16371 · 青空 3147 例
標準
direction
文例 · 用例
然しその海の上にも星変り、月変つて、――と茲で、私の目は漸く海を去つて、なんだか海と空との中間の奥といつた感じの方角に、過ぎ逝ける諸世紀が、黒光りする中世の武具の色をして、堵をなして潜んでゐるやうに感じられる。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
磁石とコンパスでこれらの雲のおおよその方角と高度を測って、そして雲の高さを仮定して算出したその位置を地図の上に当たってみると、西は甲武信岳から富士箱根や伊豆の連山の上にかかった雲を一つ一つ指摘する事ができた。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
「ずつと向う、乙姫の歩いて行く方角の、ずつと向うに、何か見えませんか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
その中に倉橋君が来る、晃平を殿として、一行が揃う、こう霧がひどくては、方角も何も解らない、晃平は荷を卸して、路を捜索に出たが、無益に戻って来た、岩の間を点接して、トウヤクリンドウ、ミヤマキンバイ、ミヤマウスユキソウ、チングルマなどがあったが、風と霧と雨の中で、一々眼に止めていられない。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
少し明る味がさした、明る味のさした方角を東に定めている、その東の空が、横さまに白く透いた、奥の奥の空である、渋昏く濁った雲の海の面が、動揺混乱するけはいが見える。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
従来はこのアンテナより発する電波はいずれの方向にも拡がって行くので一定の目的地の方角のみに送る事は出来難かった。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
第三に受信地で電波を受取るにはやはり前述と同様なアンテナを用うるのであるが、これも前のマルコニ式の水平なのを用うればいずれの方角から波が来るかという判断が出来るそうである。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
ふりかへって見るとさっきの十字架はすっかり小さくなってしまひほんたうにもうそのまゝ胸にも吊されさうになり さっきの女の子や青年たちがその前の白い渚にまだひざまづいてゐるのかそれともどこか方角もわからないその天上へ行ったのかぼんやりして見分けられませんでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
山の中で完全に方角を見失ってしまい、日が暮れるまで彷徨うことになった。
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鳥の群れが一斉に南の方角へ向かって飛び立っていった。
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彼が指差した方角には、かすかに煙が立ち上っていた。
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標準
point of the compass
作例 · 標準
新しい家を探す際、祖母は風水に基づく吉凶の方角をひどく気にした。
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この窓から見て北北西の方角に、あの有名な鉄塔が建っているはずだ。
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コンパスを手のひらに乗せ、正確な方角を割り出してから再び歩き始めた。
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標準
method
作例 · 標準
新規事業のための資金繰りの方角を立てるため、社長はいくつもの銀行を奔走している。
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どんなに難しい交渉でも、彼ならうまくまとめる方角を見つけ出してくれると信じている。
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散々議論したが、結局誰もこのトラブルを打開する具体的な方角を示すことはできなかった。
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