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旅衣

たびごろも
名詞
1
標準
travel clothes
文例 · 用例
その日の夕方、雑然と旅衣裳の散らばってる妾達のユーロップ・ホテルの居間の電鈴がさびた音を立てました。
吉行エイスケ バルザックの寝巻姿 青空文庫
すめらみの、おためとて、備前岡山を始めとし、数多の国のますらおが、赤い心を墨で書き、国の重荷を背負いつつ、命は軽き旅衣、親や妻子を振り捨てて。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
「寂しいと言ってもあなたはもう法師生活に慣れていらっしゃるのですから」 それから、旅衣うら悲しさにあかしかね草の枕は夢も結ばず 戯談まじりに言う、源氏にはまた平生入道の知らない愛嬌が見えた。
明石 源氏物語 青空文庫
今日着て行く狩衣の一所に女の歌が、寄る波にたち重ねたる旅衣しほどけしとや人のいとはん と書かれてあるのを見つけて、立ちぎわではあったが源氏は返事を書いた。
明石 源氏物語 青空文庫
露けさの昔に似たる旅衣田蓑の島の名には隠れず と源氏は歌われるのであった。
澪標 源氏物語 青空文庫
右 持藤原光俊秋までは富士の高根に見し雪を  わけてぞ越ゆる足柄の關左從二位頼重旅衣しぐれてとまる夕暮に  なほ雲こゆる足柄の山いづれも、小細工と小理窟とよりこねあげたる駄作也。
大町桂月 足柄の山水 青空文庫
品川彌次郎の歌に曰く、親抱の松に昔の忍ばれて  思はずしぼる旅衣かな 彌次郎のみならむや。
大町桂月 鹽原新七不思議 青空文庫
着つつなれしといへば無論ふだん着か旅衣かの類で長く着て居るものでなければなるまい。
正岡子規 病牀六尺 青空文庫
作例 · 標準
旅衣に身を包んだ松尾芭蕉の銅像が、駅前で旅人を出迎えている。
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汚れが目立たず動きやすい旅衣を選んで、長旅の準備を整えた。
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昔の旅衣は、笠や草鞋など独特の機能美を兼ね備えていた。
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旅衣(たびごろも) — 幻辞.com