鷭
ばん異読 バン
名詞頻度ランク #26477 · 青空 53 例
標準
moorhen (Gallinula chloropus)
文例 · 用例
草履ばきでも濡れさせまいと、船がそこった間だけ、負ってくれて、乗ると漕ぎ出すのを、水にまだ、足を浸したまま、鷭のような姿で立って、腰のふたつ提げの煙草入を抜いて、煙管と一所に手に持って、火皿をうつむけにして吹きながら、確かなもんだ確かなもんだと、銑さんの艪を誉めていた。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
」「はあ、鴫も鴨も居ますんですが、おもに鷭をお撃ちになります。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
――この間おいでになりました時などは、お二人で鷭が、一百二三十も取れましてね、猟袋に一杯、七つも持ってお帰りになりましたんですよ。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
おお、この静寂な霜の湖を船で乱して、谺が白山へドーンと響くと、寝ぬくまった目を覚して、蘆の間から美しい紅玉の陽の影を、黒水晶のような羽に鏤めようとする鷭が、一羽ばたりと落ちるんだ。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
構図というのが、湖畔の霜の鷭なのである。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
――「鷭は一生を通じての私のために恩人なんです。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
その大恩のある鷭の一類が、夫も妻も娘も忰も、貸座敷の亭主と幇間の鉄砲を食って、一時に、一百二三十ずつ、袋へ七つも詰込まれるんでは遣切れない。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
――深更に無理を言ってお酌をしてもらうのさえ、間違っている処へ、こんな馬鹿な、無法な、没常識な、お願いと言っちゃあないけれど、頼むから、後生だから、お澄さん、姐さんの力で、私が居る……この朝だけ、その鷭|撃を留めさしてはもらえないだろうか。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
作例 · 標準
池のほとりで、可愛らしい鷭(ばん)が餌をついばんでいた。
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鷭は水辺に生息する鳥で、真っ黒な体に赤い額板が特徴だ。
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バードウォッチングで、珍しい鷭の親子を観察することができた。
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