山中
さんちゅう異読 やまなか
名詞頻度ランク #10141 · 青空 2245 例
標準
in the mountains
文例 · 用例
――吾妻山中にて――
— 萩原朔太郎 『偏狂』 青空文庫
金鉱を発掘する人は、親や妻子より遠く、山中に分け入るのだ。
— 中原中也 『詩論』 青空文庫
「人間」という言葉によって、それが如何にも物珍しく、人跡全く絶えた山中であり、稀れに鳴く鶯のみが、四辺の静寂を破っていることを表象している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
飛弾山の質屋とざしぬ夜半の冬 冬の山中にある小さな村。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
「質屋」という言葉が、特にまた生活の複雑した種々相を考えさせ、山中の一孤村と対照して、一層侘しさの影を深めている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
即ち例へば「古池」といふ言葉は、日本人の連想からは直ちに古い寺院の池や、庭園などにある閑雅で苔むした小さな溜水の池をイメーヂするが、温気のない西洋にはそんな古池が無いのであるから、西洋人のこの語から連想するイメーヂは、アルプスやスヰスの山中などにある、青明に澄んだ大きな湖水であるだろう。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
私にはただなんとなくそれがおとぎ話にあるようなさびしい山中の妖精の舞踊を思い出させた。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
馬上を住家とした古人の旅を思いながらも、樹下石上に眠らずに、木口新しく、畳障子の備わった室とはいえない屋根の下に、楽々と足を延ばし、椎の葉に盛った飯でなく、御膳つきで食事の出来る贅沢を、山中の気分にそぐわぬと思いながらも、その便利を享楽した。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
作例 · 標準
人里離れた山中で数日間を過ごし、自然の厳しさと美しさを肌で感じた。
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深い山中で道に迷ってしまったが、偶然見つけた山小屋のおかげで助かった。
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真夜中の山中で耳にする獣の鳴き声は、都会では味わえない恐怖を感じさせる。
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ウィキペディア曖昧さ回避
山中(さんちゅう、やまなか、やまちゅう)。
日本の地名
- 日本の地名や、地名に由来する言葉
- 山中町 — 石川県に2005年まで存在した自治体。加賀市との合併により消滅。
- 山中湖村 — 山梨県の村。
- 山中湖 — 山中湖村にある湖。
- 山中村 (曖昧さ回避) — 複数の廃止された自治体。
- 山中峠 (曖昧さ回避)
- 山中 (北本市) — 埼玉県北本市の町域。
- 日本のアメダスの地点の一つ。
日本の姓
出典: 山中 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0