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生酢

きず
名詞
1
標準
unadulterated vinegar
文例 · 用例
ああ、いまするどく鋭刃を合せ、手はしろがねとなり、われの額きずつき、劍術は青らみつひにらじうむとなる。
萩原朔太郎 決鬪 青空文庫
あまりに哀しく、きのふきみのくちびる吸ひてきずつけ、かへれば琥珀の石もて魚をかこひ、かの風景をして水盤に泳がしむるの日、遠望の魚鳥ゆゑなきに消え、塔をきづくの額は研がれて、はや秋は晶玉の死を窓にかけたり。
萩原朔太郎 感傷の塔 青空文庫
過去よながいながい孤獨の影よその影を岩にひきずる冬の日の薄暗い濱邊に立つて意味のふかい人生を見る。
萩原朔太郎 眺望する 青空文庫
同じ家の中に住んでる家族の者にさえも、ほとんど全く解らない不思議な言葉で、何時間も倦きずに睦じく語り合ってた二人の男女こそ、この世における最も理想的に幸福な夫婦であった。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
その夜、折あしく私の所に多數の人の集會があつた爲、殆んど話をすることもできずにしまつた。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
けれども私は、そのころすべてにだらしなくなっていて、ほとんど私の身にくっついてしまったかのようにも思われていたその賢明な、怪我の少い身構えの法をさえ持ち堪えることができず、謂わば手放しで、節度のない恋をした。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
短歌や俳句がちやんとした娘ならば、詩の多くは云つてみればおひきずりであつた。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
赤ン坊の泣声や、おひきずりの靴の音や、昆布や烏賊や洟紙や首巻や、みんなみんな、街頭沿ひの電線の方へ荷馬車の音も耳に入らずに、舞ひり吁!
中原中也 暗い天候 青空文庫
作例 · 標準
「この料理、生酢だと刺激が強すぎるから、少し出汁で割ってまろやかにしよう。」
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鮮度の良いアジが手に入ったので、贅沢に生酢だけで締めて素材の味を引き立てる。
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昔ながらの製法で作られた生酢は、ツンとした香りの奥に独特のコクがある。
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