栗
くり異読 クリ
名詞頻度ランク #9094 · 青空 1958 例
標準
Japanese chestnut (Castanea crenata)
文例 · 用例
其処へやつて来た此の鉄色がかつた栗色の肌の牧野信一は、部屋に這入るなり進みもしないで坐つた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
ほどなく暑中休暇にはいり、東京から二百里はなれた本州の北端の山の中にある私の生家にかえって、一日一日、庭の栗の木のしたで籐椅子にねそべり、煙草を七十本ずつ吸ってぼんやりくらしていた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
赤い攣れた髪毛が額に迫り、その下で紅と栗との軟い顔がほつとり上気してゐる。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
庭の日かげはまだ霜柱に閉じられて、隣の栗の木のこずえには灰色の寒い風が揺れているのに南の沖のかなたからはもう桃色の春の雲がこっそり頭を出してのぞいているのであった。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
私が生れて初めて原稿料というものを貰って自分で自分に驚いたのは「団栗」という小品に対して高浜さんから送られた小為替であった。
— 寺田寅彦 『高浜さんと私』 青空文庫
それを、お前が無茶云うから、船長だって憤るんだ」 セコンドメイトは、栗のきんとん見たいな調子で云った。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
帰ってから用心に鰹節、梅干、缶詰、片栗粉などを近所へ買いにやる。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
十時過ぎに帰って来て、袂からおみやげの金鍔と焼き栗を出して余のノートを読んでいる机のすみへそっとのせて、便所へはいったがやがて出て来て青い顔をして机のそばへすわると同時に急に咳をして血を吐いた。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
作例 · 標準
秋になると、山で美味しい栗がたくさん採れる。
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栗ご飯は、日本の秋の味覚として人気がある。
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このモンブランには、和栗がたっぷり使われている。
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