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緊縛

きんばく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #44077 · 青空 46
1
標準
binding tightly
文例 · 用例
台石から取って覆えした、持扱いの荒くれた爪摺れであろう、青々と苔の蒸したのが、ところどころ※られて、日の隈幽に、石肌の浮いた影を膨らませ、影をまた凹ませて、残酷に搦めた、さながら白身の窶れた女を、反接|緊縛したに異ならぬ。
泉鏡花 縷紅新草 青空文庫
この本の脚注に、昔パルティア人が馬のいななくを防ぐためにそのしっぽをしっかりと緊縛するという方法をとった。
寺田寅彦 俳諧瑣談 青空文庫
うとうとしていた章一は、片頬に温な緊縛を覚えたのでふと眼を開けた。
田中貢太郎 一握の髪の毛 青空文庫
是に於いてや、悖戻の情は一時我心上に起り來りて、自信自重の意識は緊縛をわが恆の心に加へ、此緊縛の中よりして、増上慢の鬼は昂然として頭を擡げ、我をして平生我に師たる俗客を脚底に見下さしめ、我耳に附きて語りて曰はく。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
人類は「愛」に依つて美しい結合をしないで、「利」によつて緊縛されてゐる。
葉山嘉樹 工場の窓より 青空文庫
彼も殺さじ、これも傷けじと、貫一が胸は車輪の廻るが若くなれど、如何にせん、その身は内より不思議の力に緊縛せられたるやうにて、逸れど、躁れど、寸分の微揺を得ず、せめては声を立てんと為れば、吭は又|塞りて、銕丸を啣める想。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
彼が間もなく家に歸つて、一睡した後には、また緊縛されて、めつたに機會がなければ省られないであらう彼の心の善良な部分が、今は心ゆくまでにその翼をのばして、彼を支配し彼を温めてゐるのであつた。
水野仙子 醉ひたる商人 青空文庫
やつと手足の緊縛を許された罪人のやうに、私は萎えた體を起して、立つて窓を明けた。
水野仙子 輝ける朝 青空文庫
2
標準
(sexual) bondage
ウィキペディア

緊縛(きんばく)とは、縄等でしっかりと縛るという意。 主として麻縄、綿ロープなど用い、人体を縛ること。日本においてSM、フェティシズムの一ジャンルとして誕生し、海外ではKinbaku、Shibari、Japanese Bondageなどと呼ばれる。現在はSMの枠にとどまらず、禅、ヨガ、現代アートの中にも取り入れられている。ここで詳説する。

出典: 緊縛 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0