寒露
かんろ
名詞
標準
late-autumn or early-winter dew
文例 · 用例
九月十九日――「朝、空曇り風死す、冷霧寒露、虫声しげし、天地の心なお目さめぬがごとし」同二十一日――「秋天|拭うがごとし、木葉火のごとくかがやく」十月十九日――「月明らかに林影黒し」同二十五日――「朝は霧深く、午後は晴る、夜に入りて雲の絶間の月さゆ。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
○秋萩の枝もとををに露霜置き寒くも時はなりにけるかも 〔巻十・二一七〇〕 作者不詳 初冬の寒露のことをツユジモと云った。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
年々|寒露の節に入る日を会日と定め、金二分とか、金半分とかの会費を持ち寄って、地方にいて書籍を購読するための書籍講というものを思い立つものもある。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
帰る時、母親は昨日からたんせいして煮てあった鮒のかんろ煮を折りに入れて持たせてよこした。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
あしきを払うて助けせきこむ、一れつ済ましてかんろだい。
— 齋藤茂吉 『ドナウ源流行』 青空文庫
――白雲飛び去り、青山ありだ―― ああ、甘露かんろ。
— 佐藤垢石 『泡盛物語』 青空文庫
リク あしきをはろうて、たすけ、(せきこむ)いちれつすまして、かんろだい。
— 三好十郎 『その人を知らず』 青空文庫
作例 · 標準
寒露の候、朝晩の冷え込みとともに草木に宿る露がひんやりと光り始めた。
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野菊の蕾に結んだ寒露が、秋の深まりを静かに告げている。
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澄み渡った月夜の下、庭のすすきに降りた寒露が真珠のように輝いている。
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標準
"cold dew" solar term (approx. October 8)
作例 · 標準
カレンダーの寒露の文字を見て、そろそろ厚手のコートを準備しなければと感じた。
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二十四節気の一つである寒露を過ぎると、雁などの渡り鳥が南へと飛んでいく姿が見られるようになる。
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今年の寒露は十月八日だが、日中の日差しはまだ夏の名残を感じさせる。
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農家では寒露を境に、秋の収穫作業が一段と忙しさを増していく。
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ウィキペディア
寒露(かんろ)は、二十四節気の第17。九月節(旧暦8月後半から9月前半)。
出典: 寒露 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0