音を出す
おとをだす
表現動詞-五段-サ行
標準
to produce a sound
文例 · 用例
同じ団体にはいってヘッベルの劇場の楽屋見学をしたときは、奈落へ入り込んでモーターで廻わす廻り舞台を下から仰いだり、風の音を出す器械を操縦させてもらったりした。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
音を出すのは器械だが、音を風音らしくするのはやはり人間の芸術らしいと思われた。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
引抜くと、きゅうっきゅうっと小気味の好い音を出す。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
一体口調の惹き起す快感情緒といったようなものは何処から来るかというと、ちょっと考えた処では音となって耳から這入る韻感の刺戟が直接に原因となるように思われるが、実は音を出す方の口の器官の運動に伴う筋肉の感覚を通じて生ずるものである。
— 寺田寅彦 『歌の口調』 青空文庫
丁度フラスコの口に斜めに呼気を吹き付ける時に出る音と同じ訳で、両掌の間の空洞内の空気が振動して音を出すのである。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
また栗の実に小さい穴を穿って中実を掘出し穴から長い糸を出しその糸の端をもって栗の殼を烈しく振り廻すと音を出すがあれも同理である。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
この種類のものは大抵ウ行に近い音を出す。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
人間の声でもウ行に音を出すには口を狭く突き出さねばならぬ。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
作例 · 標準
例句