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切ない

せつない
形容詞頻度ランク #11482 · 青空 1493
1
標準
painful
文例 · 用例
三造は、この世に自分くらゐ切ないがまた、呑気といへば呑気な男はないと思つてゐた。
中原中也 青年青木三造 青空文庫
誰も、ごぞんじ無いのだ、と私は苦しさを胸一つにおさめて、けれども、その事実を知ってしまってからは、なおのこと妹が可哀そうで、いろいろ奇怪な空想も浮んで、私自身、胸がうずくような、甘酸っぱい、それは、いやな切ない思いで、あのような苦しみは、年ごろの女のひとでなければ、わからない、生地獄でございます。
太宰治 葉桜と魔笛 青空文庫
奈良という侘しい古都に、薄暗い古道具屋の並んだ場末を考えるだけで寂しいのに、秋の薄暮の灯ともし頃、宵の燈火の黄色い光をイメージすると、一層情趣が侘しくなり、心の古い故郷に思慕する、或る種の切ないノスタルジアを感じさせる。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
翁は掌の上に載せた火山弾にだんだん切ない重みを感じながら、その娘に対し氷にもなれというような呪詛をかけたことのおよそ見当違いでもあり、無慈悲な仕打ちであることが悔まれた。
岡本かの子 富士 青空文庫
新らしい袴を出し、新らしい足袋と白扇を進めて、それが威容の料とはならず、罪問ふ敵への礼儀とあらば、何たる切ないことであらう。
宮沢賢治 疑獄元兇 青空文庫
せめてこの木戸でもあったらと切ない思いが胸にこみあげる。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
それによつて僕達はさきほども云つた經驗を二度繰返す切ない思ひにとらはれるのだ。
梶井基次郎 「親近」と「拒絶」 青空文庫
子供はまた、ときどき、切ない感情が、体のどこからか判らないで体一ぱいに詰まるのを感じる。
岡本かの子 青空文庫
作例 · 標準
夕暮れ時の誰もいない教室で、片思いの相手が他の誰かと仲良く話しているのを見て、胸が切なくなった。
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「もう二度と会えないなんて、そんなの切なすぎるよ」と彼女は顔を覆って泣き崩れた。
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旅先で見た美しい夕日が、なぜか幼い頃の記憶を呼び起こし、ひどく切ない気持ちにさせた。
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2
標準
oppressive
作例 · 標準
満員電車の中で身動きが取れず、湿気と熱気で呼吸するのも切ないほど苦しい。
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「このタイトなドレス、ウエストが締まりすぎてお腹が切ないわ」と彼女が苦笑いした。
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風邪による激しい咳のせいで胸のあたりが切なくなり、横になっているのさえ辛い。
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切ない(せつない) — 幻辞.com