風姿
ふうし
名詞
標準
appearance
文例 · 用例
私もまたヴァイオリンよりヴァイオリンケエスを気にする組ゆえ、馬場の精神や技倆より、彼の風姿や冗談に魅せられたのだというような気もする。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
そんなことを考えながら、T君の山男のような蓬髪としわくちゃによごれやつれた開襟シャツの勇ましいいで立ちを、スマートな近代的ハイカーの颯爽たる風姿と思い比べているうちに、いつか快い眠りに落ちて行ったことであった。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
この哀れとおかしみとはもはや物象に対する自我の主観の感情ではなくて、認識された物の本情の風姿であり容貌である。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
ここで、先決問題として、慧鶴その人の風姿容貌はどんなだったというと、かなり特色のある顔付きや骨柄の青年であったらしい。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
」 そう言って彼女はやっぱり人に押されながら鏡を取り出して自分の風姿を調べた。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
私もまたヴアイオリンよりヴアイオリンケエスを氣にする組ゆゑ、馬場の精神や技倆より、彼の風姿や冗談に魅せられたのだといふやうな氣もする。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
髪をオールバックにチックで反らして、美髯の、瀟洒な風姿であるが、何か気取って、笑うにも声もさして立てず、肯き肯きする。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
その女性的な高貴な風姿のどこに、あのような激しさが潜んでいるのか。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
作例 · 標準
彼の優雅な風姿は、まるで絵画から抜け出たかのようだった。
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舞妓の美しい風姿に見とれて、時間が経つのを忘れてしまった。
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老いてもなお凛とした風姿を保つ彼女は、皆の憧れの的だ。
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