風師
ふうし
名詞
標準
god of the wind
文例 · 用例
天は唯一絶対ですが、その功用は水火木金土、その気候は春夏秋冬、日月星辰を引き連れて、風師雨師を支配するものと、私はこんなように承わって居ります」「ふうん、大変むずかしいんだな。
— 国枝史郎 『岷山の隠士』 青空文庫
風師山のいただきを、強い風のわたっているのが、海鳴りのように聞える。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
風師山のいただきをわたる風は、一層、強くなるようである。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
逗留してみやげばなしに、見て行こうか」「ばかな、一里も沖の船島の試合、見ゆるわけはない」「いや、風師山へ登れば船島の磯の松すら見える。
— 円明の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
門司ヶ|関の町屋、風師山の山の皺も、明らかに望まれた。
— 円明の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
それよりは風師山へ登って、眼の下に大観すれば、かえって往時を想像するにはいいかもしれませんよ。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
土地の口碑だの、巌流島に関する何かの材料は、市の史料編纂課だの、郷土史家の吉永卯太郎氏や古老をさがして、今日のうちにべつに社会部の記者を頼んで訪問させておきますから、こっちはその間に、風師山から武蔵碑のある延命寺山だのを一巡して、あの辺を念入りに踏査なすったほうが能率的じゃありませんか。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
大阪に約してある用事の都合で、私はどうしても午後の汽車で立たなければならないので、ではそうしていただこうと、支社の自動車にまかせてすぐ風師山へ向った。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
古代の人々は、豊かな収穫を祈って風師に供物を捧げた。
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この地方には、風師を祀る小さな社が今も残っている。
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航海の安全を願う漁師たちは、風師の加護を信じている。
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