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狐狸

こり
名詞頻度ランク #15370 · 青空 300
1
標準
foxes and tanuki
文例 · 用例
馬場の蒼黒い顔には弱い西日がぽっと明るくさしていて、夕靄がもやもや烟ってふたりのからだのまわりを包み、なんだかおかしな、狐狸のにおいのする風景であった。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
焼きましても狐狸の悪い臭がしましょうかと、心残りがしましたのに、貴下、よく、思い切ってそうおっしゃって下さいました。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
勿論この内にも、狐狸とか他の動物の仕業もあろうが、昔から言伝えの、例の逢魔が時の、九時から十一時、それに丑満つというような嫌な時刻がある、この時刻になると、何だか、人間が居る世界へ、例の別世界の連中が、時々顔を出したがる。
泉鏡花 一寸怪 青空文庫
……妖怪、変化、狐狸、獺、鬼、天狗、魔ものの類、陰火、人魂、あやし火一切、生霊、死霊、幽霊、怨念、何でも構わねえ。
泉鏡花 露萩 青空文庫
遊びに来て下さるも可し、夜伽とおっしゃるも難有し、ついでに狐狸の類なら、退治しようも至極ごもっともだけれども、刀、小刀、出刃庖丁、刃物と言わず、槍、鉄砲、――およそそういうものは断りました。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
棄て置けば狐狸の棲処、さもないまでも乞食の宿、焚火の火|沙汰も不用心、給金出しても人は住まず、持余しものになるのを見済まし、立腐れの柱を根こぎに、瓦屋根を踏倒して、股倉へ掻込む算段、図星図星。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
」「狐狸や、いや、あの、吠えて飛ぶ処は、梟の憑物がしよった、と皆|気違にしなさいます。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
白糸はうれしげに身を進めて、「あなた、その後は御機嫌よう」 いよいよ呆れたる馭者は少しく身を退りて、仮初ながら、狐狸変化のものにはあらずやと心ひそかに疑えり。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
作例 · 標準
昔話には、よく狐狸が登場し人間をだます。
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夜の山道で、突然、狐狸の親子が目の前を横切った。
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あの森は狐狸が多く住む場所として知られている。
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2
標準
sly fellow
作例 · 標準
彼は狐狸のような男で、いつも何か企んでいるように見える。
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あの政治家は、まさに狐狸そのものだと言われている。
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彼の巧妙な手口は、まるで狐狸を思わせるほどだった。
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