否む
いなむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
標準
to refuse
文例 · 用例
その上にエネルギーの推移にまでも或る不連続性を否む事が出来なくなった。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
更にまたこの芸術形式と自然形式とを比較するに、両者間にも否むべからざる一致が存している。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
否むしろかくのごとき方則に従って力に反応する物を物質と名づけるのである。
— 寺田寅彦 『物質とエネルギー』 青空文庫
否むしろ、芥川龍之介と谷崎潤一郎とは、僕が小説について鑑賞し得る、唯一の二人だけの作家であつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の追憶』 青空文庫
否むしろ低級視さるべき、愚劣な馬鹿馬鹿しいものである。
— 萩原朔太郎 『常識家の非常識』 青空文庫
否むしろ、教育によつて訓練してしまつた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
室生君と同じく君も亦生れた詩人の一人である事は誰も否むわけにはゆくまい。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
看護員は現在おのが身のいかに危険なる断崖の端に臨みつつあるかを、心着かざるもののごとく、無心――否むしろ無邪気――の体にて、「すべてこれが事実であるのです。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、依頼された危険な仕事を引き受けることをきっぱりと否んだ。
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誤解を招くような発言に対し、彼女は「そんなつもりはない」と強く否んだ。
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賄賂の申し出を、彼は断固として否んだ。
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標準
to deny
作例 · 標準
証拠が揃っているにも関わらず、容疑者は犯行を否み続けた。
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事実ではないことを主張する時、「それは事実ではない」と否むことができる。
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彼の嘘を指摘すると、「そんなことは言っていない」と彼は激しく否んだ。
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