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濡れ縁

ぬれえん
名詞
1
標準
open veranda
文例 · 用例
廊下が尽きると一間|許りの濡れ縁が架って居る。
岡本かの子 かやの生立 青空文庫
おゆきが針箱やたち板を出しかけている部屋のそとに濡れ縁があって、ちょいとした空地に盆栽棚がつくられていた。
宮本百合子 菊人形 青空文庫
保夫は、正面の濡れ縁に向って机を据えていた。
宮本百合子 心の河 青空文庫
そして窓の奧から婆アさんが一人、樹の濡れ縁のところへ出て來たのに向つて、「まだ來ませんか?
毒藥を飮む女 泡鳴五部作 青空文庫
母は濡れ縁に立って困った顔をしながら私に言った。
上村松園 棲霞軒雑記 青空文庫
其の時外の濡れ縁の横にある物置の邊で、ガチヤンといふ大きな音がしたので、定吉は忽ち顏の色を變へた。
上司小劍 天滿宮 青空文庫
」と言ひ/\、千代松は立ち上つて靜かに障子を開けると、外は星月夜で、濡れ縁の前の御所柿の黒い幹は人の姿のやうであつた。
上司小劍 天滿宮 青空文庫
千代松は後を振り返つて、一寸定吉の頸筋を見てから、外へ出て、音のせぬやうに障子を閉めると、拔き足で濡れ縁から物置の前へ行つて、逃げようとする影のやうなものを中の便所に追ひ詰めた。
上司小劍 天滿宮 青空文庫
作例 · 標準
夏の夕方、濡れ縁に座って涼むのが日課だった。
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雨が降ると、濡れ縁はしっとりと濡れて風情がある。
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祖母の家には、いつもきれいに掃除された広い濡れ縁があった。
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