底なし
そこなし
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #35072 · 青空 132 例
標準
bottomless
文例 · 用例
ほんとうに暑くなって、ねむの木もぐったり見えたし、空もまるで、底なしの淵のようになった。
— 宮沢賢治 『さいかち淵』 青空文庫
丙は時として荊棘の小道のかなたに広大な沃野を発見する見込みがあるが、そのかわり不幸にして底なしの泥沼に足を踏み込んだり、思わぬ陥穽にはまって憂き目を見ることもある。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
このように、遂げられなかった欲望がやっと遂げられたときの狂喜と、底なしの絶望の闇に一道の希望の微光がさしはじめた瞬間の慟哭とは一見無関係のようではあるが、実は一つの階段の上層と下層とに配列されるべきものではないかと思われる。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
ほんとうに暑くなって、ねむの木もまるで夏のようにぐったり見えましたし、空もまるで底なしの淵のようになりました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
ほんたうに暑くなって、ねむの木もぐったり見えたし、空もまるで、底なしの淵のやうになった。
— 宮沢賢治 『さいかち淵』 青空文庫
私たちが、神様の足※と呼んでいる、あの高い崖の上に私がたった一人で登って、いつも二、三匹のフカが遊び泳いでいる、あの底なしの淵の中を、のぞいてみた事は、今までに何度あったかわかりませぬ。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
行李は、元來の底なしで、今のどたばたの音に紛れて、見事、天井を切つて、人參を拔いたもの。
— 泉鏡太郎 『人參』 青空文庫
それに引代え、わたくしが今度池上に対して催し出しました愛憫の情は、たゞしお/\として底なし沼に足を踏み込んだように、力足の施しようもなく遂にわたくしを無力にいたしました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
この泉は底なしで、どこまで深いのか誰も知らない。
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子供の好奇心は底なしで、次から次へと質問が飛び出す。
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彼の食欲は底なしで、いくら食べても満たされないようだ。
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